福島県から長野県へ

伊達水蜜園は2011年から長野県での果物栽培を開始致しました。
震災があり、福島県で農業ができるかわからない混沌とした状況の中、新たな展開を見据え長野県伊那市で農業をはじめる決断をし、現在は福島県、長野県という2拠点での農業を行っています。

標高800ｍでのりんご栽培

長野県伊那市は南アルプスなどの山々に囲まれた場所にあり、長野県の園地は標高800ｍ以上の土地でりんご栽培を行っています。
震災後、数百本の苗木を植えるゼロからの栽培が始まり、福島県とは違う環境に悪戦苦闘しながら新たな栽培方法を試行錯誤し、数年の時へてやっとりんごの出荷を開始致しました。

高原りんごとは

標高800ｍ以上、山々に囲まれた長野県の園地は自然豊かで水や空気が澄んでおり、はっきりとして寒暖差があり、りんご栽培に適した環境下で栽培を行う事で美味しいりんごになり、自社は高原のような場所で栽培を行ったりんごを「高原りんご」と呼んで販売をしています。

標高が美味しいりんごをつくる

りんごには栽培適地というものがあり、りんごに適した環境下で栽培を行う事で樹のポテンシャルを最大限に発揮することで美味しいりんごになります。現在、温暖化の影響で高温になり、また寒暖差がまったくなくなってきています。その環境下はりんごの栽培には適しておらず美味しいりんごを栽培する事が難しくなってきています。

昨今「標高は価値になる」とりんご栽培では言われており、標高が200ｍ上がる事で1度ほど気温が変わってきます。そのため標高が高ければ高いほどりんご栽培に適した気温の中で栽培を行う事ができるのです。